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相続登記トラブル事例

2013/03/04 1:03:45

テーマ:登記トラブル解決

相続の際に相続する土地や建物の名義を変更する手続きを相続登記といいます。
相続登記のトラブルは様々なものがありますが、登記手続きの期限がないため、登記手続きを延ばしてしまうことでトラブルになってしまうケースもみられるようです。

なぜ相続登記を怠ってトラブルになってしまうのでしょうか?

一つは土地保有をしていることを知らずに保有者が無くなってしまい、相続人がそれを知らずに名義変更を怠った場合です。
基本的に名義変更を怠ってしまった場合のトラブルは、相続人が増えること、関係が薄い人が相続人となることです。そのため、分割方法について主張が異なり、合意が得られずに遺産分割が進まず滞ってしまうのです。早くに相続登記をはじめていれば合意も得られやすいというのが一般的です。

また、相続人が行方不明になってしまい、相続が出来ないと思い名義変更が行われなかったケースがあります。
遺産分割協議は相続人不在では整理すしないため、思い込みによって名義変更が行われない場合があるようです。このような例では家庭裁判所に申し立てを行い、行方不明人の代わりに不在者財産管理人として参加してもらうことで遺産分割の協議を成立させることが出来ます。

相続すると相続税が発生してしまうのではないかと思いこみ相続登記を行わない方もいるようです。
相続税をとられてしまうなら、相続しない方がましだと考える方もいるようですが、現状では全体の相続案件のうち相続税が発生するのは4%ほどだと言われています。一般的には相続税で問題になるケースは少ないですから相続登記を行い名義変更をしておくのがいいでしょう。

さらに、相続登記をしなかったことで何かしらの罰則や課税等があるのではないかと考える方もいるようです。中には名義変更をして登記をする必要があるとは知らなかったケースもあるようです。
相続登記のトラブル事例はありますが、意識せずにトラブルに巻き込まれてしまわないように相続登記について専門の方に相談するのもよいでしょう。